ステップ1: 正しい発音でのチャンティングに親しみ、読み書きにも親しむ
使用教科書:
『わかりやすいサンスクリット語の正しい発音と表記』 (通称: 水色の本)
『祈りの理論&サンスクリット語の祈りのことば』(通称: 赤い本)
『サンスクリットの祈りの詩節集』(通称: 白い本)
サンスクリット語は音をベースとした言語です。ゆえに、先ずは耳から正しい音を聴いて覚え、さらに、正しい発音について学ばなければなりません。正しい発音の方法を知っている先生について、śikṣā(発声学、phonetics)と、シュローカのチャンティングを教えてもらいましょう。
チャンティングを学ぶ際、最初のうちは、耳から入る発音と、目で見ているローマ字表記法を結び付けるようにしながら学ぶと良いでしょう。しかし、カタカナのふりがなを打つのは学習の妨げになるので避けてください。
チャンティングは正しい発音を知っている先生について学ぶべきで、録音から学ぶことは良しとはされませんが、ある程度先生について学んだら、各自の練習用として、各教科書にはダウンロードできる音源が用意されているので、正しい発音の習得に役立ててください。
チャンティングの音源にはそれぞれ、通常のものと、練習をする際に便利なように録音された、練習用のものがあります。練習用の音源は、繰り返すための間隔が一節ごとに入れてあります。まず音源をよく聴くことに集中し、聞こえた通りに発音してみましょう。通常の音源と平行して一緒にチャンティングして練習をしている気になっている人は多いですが、そのやり方では、聴く練習にも、発音の練習にもなりません。きちんと聴くときは聴く、発音するときは発音する、という練習をしましょう。
赤い本にあるいくつかのシュローカ(句)を何度も練習してスムーズに言えるようになったら、デーヴァナーガリーも自分のものにしていきましょう。水色の本にあるデーヴァナーガリーの表と照らし合わせながら、赤い本にあるシュローカのデーヴァナーガリー表記を解読してみましょう。子音が重なっている部分は解読しづらいので、知っている人に助けてもらうと良いでしょう。そして次は、シュローカをデーヴァナーガリーで書いてみましょう。まずローマ字表記でシュローカを書き、次に、ローマ字表記と平行にして比べながら、デーヴァナーガリー表記で同じシュローカを書いてみると良いでしょう。
赤い本のチャンティングをひと通り終えたら、白い本のチャンティングに進んでください。特に、白い本の最初に収められている संकटनाशनगणेशस्तोत्रम् は、願いごとが叶うことで良く知られているシュローカですから、正しい発音で学び、毎日のお祈りに取り入れてください。また最後に収められているバガヴァッドギーター15章は、勉強会の食事の前にチャンティングするので、覚えておくと良いでしょう。
ステップ2: 文法の理論の理解を深める
使用教科書:
日本語の本は只今執筆中
ステップ3: パーニニ・スートラの勉強を本格的に始める
使用教科書:
日本語の本は只今執筆中
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